🎾サーブスピードを上げるには?〜フォームと体の使い方がカギ!〜
サーブスピードはなぜ重要?
テニスにおいて、サーブは唯一自分から打ち出すことのできるショットです。特にスピードのあるサーブは、相手に考える時間を与えず、リターンが甘くなる傾向があります。その結果、次のショットで主導権を握りやすくなります。
また、速いサーブを打てるとレシーバーを後方に下げさせることができるため、その後にスライスやスピンサーブを混ぜることで、より効果的に相手を崩すことができます。
プロの試合では200km/hを超えるサーブが武器になりますが、アマチュアでも「スピードを意識する」ことでゲームを有利に展開できます。
サーブスピードを決める要素とは?
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男子プロ:ファースト約184km/h、セカンド約150km/h
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女子プロ:ファースト約158km/h、セカンド約133km/h
体格や身長はもちろん、腕の力だけでなく、全身の連動動作、トスの位置、ラケットスイングの速度、そしてインパクト時の当たり方が複雑に絡み合ってサーブスピードは決まります。
これを考えながら打つのは難しいため、一つひとつの動作を体に染み込ませることが大切です。
正しいフォームがスピードを生む!
✅ フォームが崩れているとスピードは出ない!
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スピードを意識するあまり体のバランスが崩れる人が多い
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ゆっくりでもいいので「丁寧で綺麗なフォーム」を意識
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自分のフォームを動画で客観的に確認するのが効果的!
正しいサーブフォームのポイント
① グリップの握り方
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**コンチネンタルグリップ(薄い握り)**が理想的
→ 手首が使いやすく、スナップが効く -
**ウェスタングリップ(厚い握り)**だと手首が固まり、スライスが打ちにくくなる
👉 初心者は薄い握りだと左に逸れる傾向があるので、少しずつ修正しながら慣れていくことが大切!
② 構え方
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正面を向きすぎない(おへそは右を向く)
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足幅は肩幅程度、右足が後ろで左足が前(右利きの場合)
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左肩を狙いたい方向に向けると自然と下半身を使える
③ トスの上げ方
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ボールを強く握らない!手のひらで軽く支える
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肘や手首を使わず、肩を支点にしてまっすぐ上に上げる
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トス位置は「自分の最高打点より少し上」
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ラケットを30cm前に置いて、その上にトスを上げる練習がおすすめ
④ 膝の曲げ方
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トスと同時に膝をしっかり曲げる
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膝を伸ばしすぎると重心が高くなり、下半身の力が使えない
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腰は反らなくてもOK、体の軸はまっすぐでOK
⑤ トロフィーポーズ(ラケットを担ぐ)
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脇と肘はおおよそ90度
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面は右斜め前〜前あたり
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左手はしっかり上げて体のバランスを保つ
⑥ スイング動作
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下半身→体幹→肩→肘→手首→ラケットの順で**“しなり”を使って加速**
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手首のスナップで力をボールに伝える
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インパクト後はしっかり振り切るのがポイント!
トレーニングで身体の使い方を改善!
サーブスピードを上げるためには、筋力や柔軟性の強化も重要です。
特に以下のトレーニングが効果的です:
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肩甲骨まわりのストレッチ
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体幹トレーニング(プランクなど)
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下半身強化(スクワットやジャンプ動作)
体の使い方がスムーズになれば、自然とサーブのスピードも上がっていきます!
おわりに
サーブスピードを上げるには、単に力を入れるだけでは不十分です。フォーム・身体の使い方・トスの安定・スイングの流れなど、多くの要素が絡み合っています。
焦らず、一つひとつ丁寧に身につけていくことで、自然とスピードはついてきます。
ぜひ、自分のフォームを動画で確認したり、トスの練習を徹底したり、体幹や柔軟性のトレーニングを取り入れてみてください!